「インターネット集客におけるLPとホームページの使い分け」WEB集客サポートとホームページ制作|まねきねこ企画【中小企業・個人事業主専門】
インターネット集客におけるLPとホームページの使い分け

インターネット集客におけるLPとホームページの使い分け

[カテゴリ] WEBマーケティング
[更新日] 2024/8/1
LP(ランディングページ)と、普通のホームページ、どちらがいいのでしょうか、というご質問をいただくときがあります。

ぶっちゃけ、1ページしか作らなくて済むLPの方が作るのは楽に感じられますし、コストも若干低く抑えられることが多いです。
そのため、「LPで済むのならそうしたい」と思われる気持ちもわかります。


今回は、LP(ランディングページ)とホームページ(複数ページがあるウェブサイト)の違いや、それぞれのメリット・デメリットと、目的に応じた使い分け方についてお伝えします。
 

 LP(ランディングページ)って?

 LPの特徴とメリット・デメリット

 LP(ランディングページ)は、主に一つの特定の目的を達成するためにデザインされた、1ページのみで構成されたウェブサイトです。

一般的には、特定の製品やサービスのプロモーションを行う際に使われます。例えば、特定の商品の購入、メルマガやLINEの登録、資料のダウンロードなどです。

LPは、ページを訪れたユーザーがすぐに行動を起こせるように設計されていて、導線はシンプルです。

LPの最大のメリットは、ユーザーの意識を特定のアクションに向けやすい点です。こちらが伝えたいことを、伝えたい順番でお伝えし、お客様の気持ちを盛り上げ、購入や申し込みに誘導するので、興味を引くことができれば、ユーザーは離脱することなくアクションを起こしてくれます。

このようなアクションを促すために、強力なキャッチコピーやライティング、目を引くビジュアルなどで戦略的に構成されています。

ですので、デメリットとして、強力な魅力ある構成でお客様を引き付けることが出来なければ、すぐに離脱されてしまうことが挙げられます。

また、どんなに長いページでも、1ページしかありませんのでSEO的には弱く、検索で調べたときに出てくるようにすることは難しいと言えます。そのため、ページを見てもらうためには広告やSNSなどからページへ誘導する導線をしっかり作る必要があります。

 

 LPが向いている商材の特徴

LPは、ページを訪れたユーザーが即決できるような商品やサービスに向いています。

具体的には、

即ポチ出来るくらいの価格帯の商品
購入するかどうかじっくり考える必要のある高価な商品ではなく、比較的低価格で購入のハードルが低い商品に向いています。訪問者が即座に購入を決断できるような価格帯の商品は、LPで効果的に販売できます。
(LPを通じて健康食品や化粧品を購入されたことがある方も多いのではないでしょうか?)

特定のアクションを促すとき
商品の購入以外にも、メルマガやLINE登録、資料のダウンロードやセミナーへの申し込みなど、特定のアクションを促したい場合にLPは有効です。

例えば、資料のダウンロードや無料相談の申し込みなどを通じて見込み客の情報を入手すれば、メルマガやメッセージなどを送ることが可能になり、購入して欲しい商品をアプローチすることができるようになります。

 
実際にLPを使うケース

LPは、特定の商品販売やキャンペーンを行う場合に使うケースがほとんどです。具体的な使い方としては、次のようなものになります。

広告からの直接誘導
SNS広告やリスティング広告など、オンライン広告からLPに直接訪問者を誘導することで、広告の効果を最大化できます。広告とLPが連携しているため、ユーザーにはスムーズに目的のアクションを取ってもらうことができます。

特定のキャンペーンやプロモーション
新商品の発売や期間限定のキャンペーンなど、短期間での成果を目指す場合にLPは非常に効果的です。ユーザーに対して明確なゴールとアクションを提示することで、高い反応が期待できます。


 

 ホームページ(複数ページがあるウェブサイト)とは?

 ホームページの特徴とメリット・デメリット

ホームページは、複数のページで構成されたウェブサイトで、企業やサービスについての包括的な情報を掲載します。
各ページは異なるテーマや内容を持ち、訪れた人が必要な情報を自由に探せるように設計されています。

ホームページの特徴でもあり最大のメリットは、たくさんのさまざまな情報を数多く掲載出来ることです。
企業の歴史、サービスの詳細、顧客の声など、さまざまな情報を一つのウェブサイト内で提供できます。ブログ記事などでどんどん新しい情報を追加することもできます。

しっかりと構築され、情報量の多いホームページは、企業の信頼性を高める効果が高いです。
ユーザーは、企業の詳細な情報を見ることで、その企業が信頼できるかどうかを判断しますし、さまざまな情報に触れてもらう機会が増えることで「単純接触効果」という心理効果も働き、強い信頼感を得られる可能性も高くなります。

また、複数のページがリンクでつながっているので、ユーザーは興味のある情報、知りたい情報に自由にアクセスできます。

デメリットとしては、導線が悪いと見てほしい情報がお客様にちゃんと届かないうちに離脱されてしまう可能性が高いことです。

 

ホームページが向いている場面の特徴

ホームページは、以下のような場合に向いています。

購入までに熟考が必要な高価格帯の商品やサービスの紹介
高価な商品や長期間にわたるサービスなどは、購入や契約にあたり多くの情報を必要とします。訪問者がじっくりと検討できるように、詳細な情報を提供するホームページが適しています。

企業の信頼性を高めたいとき
新規の顧客に対しては、企業の歴史や理念、実績などを伝えることで信頼を築くことが重要です。ホームページはこれらの情報を体系的に提供できます。

また、求人を行っている場合、応募者は必ずホームページをチェックし、そこで判断していると言っても過言ではありません。ホームページをしっかり作りこむことで企業としての信頼性を高めることができます。

SEOによる集客をしたいとき
検索エンジン最適化(SEO)を行うことで、検索結果の上位に表示されやすくなり、自然な集客が期待できます。ホームページは、多くのキーワードに対して最適化が可能であり、幅広い集客が見込めます。

業種や商品によってはSEOが難しくなって来ていると言われていますが、きちんと対策を行えば効果は見込めます。

 

 実際にホームページを使うケース

ホームページは、全体的な情報提供や長期的なブランド構築に適しています。具体的に活用するケースとしては次のようなものになります。


企業情報や製品情報の詳細な提供
ユーザーが企業について詳しく知りたい場合や、製品やサービスの詳細を比較検討したい場合には、LPよりも情報量が多いホームページの方が適しています。

各ページで詳細な情報を提供することで、ユーザーの信頼を獲得しやすくなります。

SEOによる幅広く地道な集客
検索エンジンからの自然な集客を目指す場合、ホームページは非常に効果的です。各ページに対して適切なSEO対策を施すことで、幅広いキーワードでの検索結果上位表示が期待できます。

SNSや広告からの集客は、発信が止まってしまうと流入も止まってしまうのですが、ホームページでのSEO集客は、多少発信が止まっていてもじわじわといつまでも効果が続くイメージです。


 

 LPとホームページ、どっちを選ぶ?

ここまで読んでいただけたら、ウェブサイトの形式を選ぶ際に重要なのはコストや手間ではなく、そのウェブサイトの目的だと言うことがご理解いただけていると思います。

LPは一見コストが低く見えるかもしれませんが、短期間で成果を上げるための集中したマーケティングや計算された設計、強いコピーライティングなどが必要ですし、検索からの流入が難しいため、広告やSNSからの誘導が必要となります。

一方、ホームページは構築に時間と費用がかかるものの、長期的に安定した集客と信頼構築が期待できます。


また、最近では、ホームページ内に特定のLPを組み込むなど、併用するパターンも増えています。
(私のサイトもその形をとっています)

例えば、商品やサービスのページとしてLPを設置するというような形です。
それにより、ユーザーに対して購入やお問い合わせなどの特定のアクションを促すことができます。


 

 LPとホームページは使い分けるのが正解!

LPとホームページはそれぞれ異なる目的と強みを持っています。
ウェブサイトの形態を選ぶ際には、コストではなくその目的に応じて選ぶこと、LPとホームページそれぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが重要です。

ユーザーの心理を想像し、どんな行動を取ってほしいかを考えて、即決できる特定のアクションを促す場合にはLPを、詳細な情報提供やブランド構築をする場合にはホームページを活用すると考えていただければと思います。
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