神戸から全国対応・WEB集客サポートまねきねこ企画のブログ：中小企業や個人事業主のためのSNS広告の効果的な活用法

大切なあなたへ。
「ネット集客は愛です」をパソコンの前で叫ぶ神戸のWEB集客コンサルタント、ナンバユキコです。
よろしければ少しお付き合いください。


SNS広告は、限られた予算でも大きな効果を発揮できる集客方法です。

前回、「とりあえず自分でSNS広告やってみる」のやめて！っという内容で投稿しましたが、
SNS広告の運用は自分たちで出来ないわけではないです。全然できます。

ただ、前回は「戦略を練らずにとりあえずやるのはヤメてね」というお話しでした。

実際のところは、自分たちで運用もできますし、特に小規模なビジネスにとって、ターゲットに効果的にリーチして見込み客を獲得したり売上を上げる手段として欠かせないものです。



でも、前回の投稿に書いたように、SNS広告を効果的に活用するためには、いくつかのポイントを押さえて戦略的に行う必要があります。

できれば一番最近に出た本を買って（仕様がどんどん変わるので新しいものが良いです）勉強しながら運用されることをおススメしますが、
その前にざっくりと概要を理解していただけるように、SNS広告を最大限に活用するための方法についてお伝えしたいと思います。

 

SNS広告を成功させる基本の運用方法

1. ターゲットを明確にする

ホームページやSNSの運営でも同じことですが、SNS広告を成功させるための第一歩は、「ターゲットを明確にすること」です。
誰に向けて広告を配信するのかを具体的に定めているか、定められていないかで、広告の効果が大きく変わります。

よくある分類として、年齢、性別、地域、興味関心、行動パターンなどのデータをもとに、理想の顧客像を作り上げるのですが、広告の出稿をするときは、もっと定性的なターゲット像で絞り込みます。

定性的というのは、年齢のように特定の基準に従って数値化することができない、言葉でなければ表現できない分類のことをいいます。

例えば「どんな欲求があるか」「どんな悩みがあるか」というようなことです。

特に人が悩みを解消したいという欲求は非常に強い欲求ですので、悩みについての絞り込みが可能であれば、「こんな悩みを持っている人」というターゲティングは非常に広告に向いています。

このターゲティングは、広告出稿の設定だけではなく、広告クリエイティブ（広告に使う画像や文章）にも影響しますので、しっかり設定する必要があります。

ターゲットを絞り込むことで、無駄な広告費を削減できますし、限られた予算の中で少しでも高い成果を得ることが期待できます。

 

2. 広告の目標を明確に設定する

SNS広告を運用するときは、具体的な目標を設定することが重要です。
目標が曖昧だと、広告のパフォーマンスを正しく評価できず、改善の方向性も見えにくくなります。
例えば、
 

など、具体的な目標を設定し、それに基づいて広告の内容や配信方法を決定します。

 

3.広告をクリックした後の導線を整える

前回の記事でお伝えしたように、「とりあえず広告を出す」時の失敗パターンとして、広告をクリックした後の導線が整えられていないということが挙げられます。

広告をクリックした後、見込み客に見せる情報はどのような情報か、
その情報を見た見込み客はどのような行動を起こすか、

を想像し、
いくつかのパターンに落とし込んで、こちらが望む行動をしてくれるように誘導するようにします。

その際有効なのがLP（ランディングページ）を使うことです。
LPは効率的にお客様の気持ちの流れに合わせた情報を提供でき、また目標としている行動へ誘導するための仕掛けを作ることができます。

 

4. 少額から始めてABテストを行う

多くの企業や個人事業主にとっては集客のために大きな予算を割くのは難しいかもしれません。

その点、SNS広告は少額からでも始められるという利点があります。

まずは少額で複数の広告を出稿し、ABテストを行うことをおススメします。

ABテストとは、異なるバリエーションの広告を同時に運用し、どちらがより効果的かを比較する方法です。
たとえば、画像やコピーの違いによるクリック率やコンバージョン率（広告をクリックした人が目標の行動を起こす割合）などの違いを比較することで、どの要素がターゲットに響くかを把握できます。

ABテストの方法の一例を挙げると、

 
というような手順でテストをしていきます。

手間がかかりますし、複数の広告用のクリエイティブ画像を作る必要がありますので、費用がかかってもったいないと思うかもしれません。

でも実際にはしっかりテストをした方が広告費が下がって効果が上がっていきますので、こちらの方法の方が最終的には安くつく可能性が高いです。

さらにクリックした先のLPのデザインなどもテストすることで広告の精度が上がっていき、1件のコンバージョンにかかる費用が下がっていきます。

広告の成功はこのテストにかかっていると言ってもいいんじゃないかなと思います。

 

5. 成果を継続的に分析し、改善を繰り返す

SNS広告の効果を最大限に引き出すためには、定期的な分析と改善が欠かせません。

「Meta Business Suite」などの、SNSプラットフォームが提供する分析ツールを活用し、クリック率、コンバージョン率、広告費用対効果（ROAS）などの指標を確認します。

広告が目標を達成しているか、どの要素が成功しているのか、または改善が必要なのかをチェックしながら進めます。
データに基づいて広告を調整し、ABテストを繰り返しながらさらに成果を上げるための施策を講じることになっていきます。

ぶっちゃけ、「自分はおおざっぱなタイプだな、分析とか面倒くさいし苦手だな」と思っている人は、自分で運用するよりも、広告代理店などの専門家か、細かいデータを解析するのが得意な人に依頼することをお勧めします。

正直なところ、適当な広告出稿で垂れ流す広告費よりも、広告代理店やマメに分析できるアルバイトの人に支払う費用の方が安くつく上に効果が出る可能性があります。
 

まとめると

SNS広告は、中小企業や個人事業主などの小規模ビジネスにとってとても強力な集客ツールです。
限られた予算でも、ターゲットを明確にし、導線を整え、少額からテストと分析を重ねながら広告を配信することで、高い効果を得ることができるようになります。
継続的な改善と最適化がキモなので、出稿しっぱなしで分析しない人は残念ながら広告運用は向いていません。誰か得意な人にお任せしましょう。