「ホームページは必要?SNSがあれば十分?中小企業や個人事業主がホームページを持つ意味」WEB集客サポートとホームページ制作|まねきねこ企画【中小企業・個人事業主専門】
ホームページは必要?SNSがあれば十分?中小企業や個人事業主がホームページを持つ意味

ホームページは必要?SNSがあれば十分?中小企業や個人事業主がホームページを持つ意味

[カテゴリ] サイト運営
[更新日] 2024/8/15
大切なあなたへ。
「ネット集客は愛です」がキャッチコピーの神戸のWEB集客コンサルタント、ナンバユキコです。
よろしければ少しお付き合いください。

最近では、多くの中小企業や個人事業主がSNSを利用しています。

「SNSがあったらホームページはいらないのでは?」と考える方も少なくありません。
特に起業して間もない方や今までホームページを作っていなかったり、ホームページが古くなってしまってリニューアルが必要だけどどうしよう?というような状況だったりする企業様にはそう考える方も多いでしょう。

ホームページを作ったほうがいいのか、SNSだけで十分なのか。
今回はホームページとSNS、両者の違いや役割を考えながら、どうするのが一番適切なのかを判断するためのポイントをお伝えしたいと思います。

 

ホームページが持つ3つの役割

まず、ホームページには大きく分けて3つの役割があります。
 

1. 新規顧客の窓口になる

ホームページは、ユーザーにとって商品やサービス、企業や事業を知るための最初の窓口になります。

検索エンジンを通じて何かを探す多くの人々にとって、ホームページはどのような商品やサービスが提供されているのかを知るための最初の接点となります。

ホームページがしっかりと整備されていれば、顧客に信頼感を与えられますし、問い合わせや購入の動機付けにもなります。
特に、きちんとSEO対策を施したホームページは、検索結果の上位に表示されやすく、新規顧客が商品やサービスを見つけやすくなります。


例えば、地元の工務店が「地域名 + 工務店」というようなキーワードで検索した時に上位に表示されれば、工事を依頼する先を探しているお客様にとっての選択肢のひとつとなる可能性が高いでしょう。


よく、「ホームページは、24時間365日働く『営業マン』として、新規顧客を迎え入れる」と例えられます。
検索エンジンからのアクセスや他のサイトからのリンクを通じて、商品やサービスに興味を持ってくれた人が訪れ、その人たちに対してその商品の魅力や会社の信頼性を伝えてくれます。

これは、商品・サービスの購入や契約を前提に情報を探している人にとっては、とても重要なツールです。


 

2. 既存顧客との接点になる

既存のお客さまにとっても、ホームページは重要な情報源です。
新しい製品やサービス、キャンペーン情報、連絡先など、必要な情報をいつでも手に入れることができるので、顧客満足度アップに繋げることができます。

 

3. 信頼できるかどうかの判断材料になる

商品やサービスを選ぶ際、特に高額なものを選択しようと考えたとき、また長期にわたる取引を考えている時に、ホームページがあるかどうかは重要な要素です。
ホームページがあることで、「この会社は信頼できる」「しっかりとしたビジネスを展開している」といった安心感を提供できます。

近年では特に求人・採用の面ではかなり重要で大きな影響を与えています。
応募者は求人サイトなどで見つけた情報から会社名などで検索し、
「この会社ってどんな会社かな」
「求人情報と乖離がないかな」
「安心して働けそうかな」
ということをチェックしていますので、採用を考えておられる企業様はきちんと整備しておくのがマストだと思います。

 

SNSの特徴とメリット

SNSも強力なツールですが、ホームページとは異なる役割を持ちます。
 

1. コミュニケーションの窓口

SNSはリアルタイムでのコミュニケーションや、お客さまとの双方向のやり取りを行うことができるツールです。
コメントのやり取りは、ホームページで問い合わせをするような「重さ」がなく、気軽に質問や感想が書き込まれます。それに対する返信を行うことで、お客様とのエンゲージメント(親しさ)を育むことができます。
個別のDM(ダイレクトメッセージ)でもホームページの問い合わせフォームに比べると気軽な印象です。
 

2. 拡散力と瞬発力

SNSの投稿は、短期間で広く拡散される可能性があります。

いわゆる「バズ」というやつですね。必ずしも「バズ」を狙う必要はないのですが、それでも拡散力は侮れません。
ホームページが検索出来てくれる人を待つ「待ち」のツールだとすれば、SNSは相手の視線に飛び込むことができる「攻め」のツールで、今まで接点のなかった人に情報を伝えることができます。

 

3.継続することによる信頼獲得

正直なところ、SNS を継続させていくということは非常に手間がかかり、また根気のいる作業です。

ユーザー側も、多かれ少なかれそのことを理解しているので、きちんと更新を続けている企業に対して、
「この会社は物事を継続してやり遂げることができる」というイメージを持ちます。
それは大きな信頼に繋がります。

一方で、継続することができていないことに関しても評価されてしまいますので注意が必要です。

 

ホームページとSNSの使い分け

ホームページとSNSは、それぞれの特性を活かして使い分けることが理想です。

ホームページは信頼感と安定した情報発信の場、SNSは拡散力と顧客とのリアルタイムなコミュニケーションの場として機能します。
 

ホームページは本社店舗、SNSは出張店舗やチラシのイメージ

ホームページは、会社の「本社」ともいえる存在です。

SNSが「出張店舗」や「チラシ」のような役割を果たすのに対し、ホームページは企業の信頼性や安定感を示す重要な拠点だと思うのです。
SNSでは伝えきれない詳細な情報や、長期的に蓄積したコンテンツを提供する場として機能するので、私は基本的にはホームページは必要だと考えています。
 

目的に応じたホームページの必要性

とはいえ、ホームページの必要性は、企業や事業主の目的によっても変わってきます。
例えば、「直接購入や申し込みを促すこと」が目的の場合、ホームページは購入や申し込みのゴールとしてとても重要な役割を果たします。
検索エンジンや広告からの流入を狙い、製品やサービスの詳細を伝え、最終的に購入や申し込みにつなげる流れを作りやすいからです。

また、「会社が実在し、信頼を置いても大丈夫だと安心させること」が目的の場合でも、ホームページの存在は欠かせません。
企業がしっかりとした情報発信を行っていることが確認できるホームページは、信頼感を与え、お客さまとの友好な関係を築くための土台になります。

SNSだけでこの役割を果たすのは難しく、ホームページの持つ信頼感の強さを補完することまではできないのではと思います。

 

SNSだけでは十分でない理由

SNSは、リアルタイムでの情報発信や、ユーザーとのダイレクトなコミュニケーションが可能なツールです。
SNSを長期的に運営していることで信頼感を得ることができているアカウントも多く存在します。

しかしSNSは、プラットフォーム側のルールに依存しており、運営方針の変更や突然の仕様変更で集客効果が薄れしまう可能性や、アカウントが停止されたりするリスクも存在します。

また、SNSで発信する情報はフロー型であり、時間が経つと埋もれてしまいます。
つまり、長期的な蓄積や安定した情報の提供には不向きです。

一方、ホームページは自社で管理できるプラットフォームであり、長期的に安定した情報発信が出来るという面で、お客さまにとっても安心感があります。

 

ファネル(マーケティングフロー)構築を考えるなら
ホームページは集客動線のハブになる

マーケティングの観点から見ても、ホームページは集客動線のハブとして重要です。
SNSや広告からLINEやメールマガジンへの誘導を行っても、結局すべての情報を網羅して伝えられるのはホームページです。
SNSだけで完結するマーケティングもありますが、信頼を構築し、長期的な顧客との関係を築くためには、ホームページが必要なのではないかと思います。

一方で、商品やサービスが単品であったり、SNSからの直接販売が可能な場合などで、SNSが十分に機能し、例えばSNSからLINEなどに直接誘導して見込み客との関係を築ける場合などは、ホームページの役割が軽減されることもあります。
けれど、信頼性の確保やバックアップとして、ホームページを持つことの価値はやっぱり高いです。

 

SNSの「フロー型」とホームページの「ストック型」



最後に、ホームページとSNSの情報発信の違いについて考えてみたいと思います。
上でも少し触れましたが、SNSの投稿は、時間が経つと流れてしまう「フロー型」の情報です。
常に新しい情報を発信し続けなければいけませんし、その運用には手間と時間がかかります。

一方、ホームページは「蓄積型」の情報発信が可能です。
一度作成したコンテンツは、検索エンジンにインデックスされ、長期にわたってユーザーの目に触れることができます。これにより、集客やブランド認知の基盤をしっかりと築くことができます。

 

ホームページはあったほうがいいと思うけど、
結局は何が目的かってこと

ここまでいろいろお伝えしてきて、
全体的に「ホームページがあった方がいいよ」という論調になってきていますが、ホームページにしてもSNSにしても、これらのツールは「手段」であり、「目的」ではありません。

大切なのは、あなたの会社が何を目指しているか、どのような顧客層をターゲットにしているか、どのような行動を取ってほしいのか、ということです。

目的に応じてホームページを効果的に活用し、SNSと組み合わせてあなたの会社にピッタリ合うマーケティング戦略を進めていくことが大切なのではないでしょうか。
 
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