Facebook投稿にリンクは不利、は変わらないのか?
先日Facebookでリンクをシェアしようとしたときに、こんなことが気になりました。
「以前からリンクを貼ると届きにくいって聞いたけど今でもそうなのかな?」
「SNS事情がいろいろ変化しているけど、昔と今でFacebookの動きって変わってきているの?」
実際にこうした疑問はよく相談を受けますし、周りの経営者仲間からも耳にします。
ただの噂なのか、それとも根拠があるのか。
Metaが公開している公式のデータをリサーチしてみると、かなりはっきりした傾向が見えてきました。
リンクがある投稿は不利になりやすい
Metaが出している「Widely Viewed Content Report」を見ると、アメリカで多く見られた投稿のうち、9割以上がリンクを含んでいないという情報がありました。
数字にすると97%以上。つまりリンクなしの投稿の方が伸びやすいという事実がはっきり確認できます。
さらに、事業者向けの管理画面には
「リンクは本文ではなく最初のコメントに置きましょう」と表示されることもあるようです。
これはMetaが直接示している情報です。
どうしてリンク付き投稿は不利になるのか
理由は単純です。
Facebookはできるだけ利用者に長くとどまってほしい。
リンクをクリックして外に出てしまうより、アプリの中でやり取りしてもらった方が都合がいいわけです。
だからリンクを含む投稿はどうしても抑えられやすく、逆にリンクなしの投稿は表示されやすい流れになっています。
とはいえ、リンクを貼らないわけにはいきません。
告知などの場合はどこかに誘導したいことも少なくないからです。
そこでポイントになるのが「どう見せるか」。
- 本文には書かず、最初のコメントにURLを置く
まあ、結局はこの一択になりそうですが、これで露出の差はかなり変わってくるようです。
Facebookで効果的な投稿の型と最近の流れ
リンク以外の部分でも、押さえておきたいポイントとして投稿の型があります。
昔から効果的と言われてきた投稿の型は、今も数字で裏付けられていて、引き続き使えます。
- 写真投稿
人物が写っていると特に親近感を持たれやすい。 - 短いストーリー形式
日常のちょっとした出来事や気づきをサッと書くと読まれやすい。 - 質問や意見募集
「どちらがいいですか?」と投げかけるだけでコメントが増え、自然に露出も広がる。 - 舞台裏やプロセス紹介
普段見えない作業の様子を見せると信頼につながる。
そして、ここ数年で特に存在感が増してきたのがリールとカルーセルです。
- 短尺動画やリール
新しい人にも届きやすく、視聴完了率が評価に直結する。アルゴリズムの優先度も高い。 - 複数画像(カルーセル形式)
横にスライドできる形式で「問題 → 解決」を見せると、最後まで見てもらいやすく、滞在時間も長くなる。
どちらも利用者が関わる時間を長くできるため、今後さらに重要になると考えられています。
まとめ
Facebookの投稿にリンクを貼ると不利になりやすい傾向は、Metaが公開している数字や公式表示から裏付けられています。
ただし「必ず届かない」わけではなく、工夫次第で十分に補えます。
昔から効果的とされてきた型は今も生きていますし、そこにリールやカルーセルといった新しい形式を加えることで、より多くの人に届けやすくなると思いますよ。