「地域が限定されるお店や会社がSNSで効果を出す方法」WEB集客サポートとホームページ制作|まねきねこ企画【中小企業・個人事業主専門】
地域が限定されるお店や会社がSNSで効果を出す方法

地域が限定されるお店や会社がSNSで効果を出す方法

[カテゴリ] SNS
[更新日] 2024/8/4
「SNS ってちゃんとやらないとだめよね」
「Instagramとかやらないといけないと思ってるんだけどね」

と言われることが結構あります。
ネット集客の話をすると、みなさん口をそろえて仰います。

でも、SNS って本当に「やらないとダメ」なのでしょうか。

企業がSNSを活用するかどうかは、多くの企業にとって大きな問題です。
なぜなら、SNSの運営には、膨大な人的、もしくは金銭的なコストがかかるからです。

特に地域が限定されるビジネスを展開している企業にとっては、SNSが本当に有効なのかをちゃんと考えることがとても大切だと思います。

今回は、特に地域が限定されるお店や企業のSNSの活用について、ノウハウや運営テクニックの前に考えていただきたいことをお伝えしたいと思います。

 

SNSは必須ではない

まず最初に前提として認識していただきたいことがあります。

それは、ネット集客においてもSNSの利用が必須というわけではないということです。

多くの企業がSNSを使っていますが、それが必ずしも成功に直結するわけではありません。
SNSはあくまで一つのツールに過ぎず、それ以外のマーケティング手法も考慮することができます。

よく、ホームページをリニューアルされる際に
「この機会にSNSも活用できるようにしたい」
とおっしゃる企業さまも多いのですが、SNSに過度な期待を抱かれているなと思うことがあります。

SNSをうまく使えたとしても、それが自社の事業にどれだけインパクトを与えられるかというと、多くの場合、それほど大きな効果は期待できないことも多いのです。

 

SNSに期待しすぎるのはダメ

SNSはものすごく魅力的なツールですが、過度に期待するのはNGです。

SNSを始めたからといって、すぐに売上が上がるわけではありませんし、お客様からの反応が出始めるまでに半年から1年ぐらいかかることもあります。

また、けっこう多くの経営者の方が誤解しているなと思うことがあるのですが、それは、

「何かを載せてたら、たまたま何かに引っかかって見てもらえたりバズったりすることがある」
という期待を持っておられることです。

10年前ならいざ知らず、今や生き馬の目を抜くような SNS の世界でたまたま何かに引っかかることを期待するのは、宝くじの高額当選を期待するようなものです。

また、フォロワーを増やせばいいとばかりに、ウケる内容で投稿することに必死になってしまう経営者さんもおられるのですが、フォロワーの数に固執するあまり、お客様ではない人をフォロワーに呼び込むような投稿をしてしまうというケースもよく見られ、これも結局はSNSが売上や業績向上に繋がらないケースと言えます。
 

SNSは全国向け発信なので街の〇〇屋さんには向いていない?

SNSは全国、さらには全世界に向けて発信するツールです。

そのため、街の〇〇屋さん、つまり地域が限定されるビジネスにとっては必ずしも最適な集客方法とは言えない場合があります。

例えば、街の小さなカフェがSNSで情報を発信したとしても、その情報は全国のユーザーに届けられます。

SNS 上でのライバルは全国にあるカフェです。

全国の同業者さんや同じようにSNS上で存在感を出している企業との競争はめちゃくちゃ激しいです。
予選もなく、いきなり甲子園に出ているチームと野球の試合をするようなものです。

しかも、めちゃくちゃ頑張ってある程度多くの方に情報を届けられたとしても、実際に来店してもらえるのはほとんどの場合地元の人々に限られます。


たとえば全国対象に商品を卸しているブランドやメーカー、SNSからそのまま購入できる通販、それから情報商材や講座ビジネスなどWEB上で完結する商売など、地域を限定しないビジネスであればアプローチの対象が全国でも問題ないのですが、

地域限定のビジネスの場合は、その場所を調べて訪れる人がいる観光地のビジネスなどでない限りは、フォロワーさんやファンが出来たとしてもそのほとんどが「お客様」にはならないことが多いのです。

(猛烈な個性で同業他社とは完全に差別化ができていて、ファンになれば遠くからでもわざわざ訪れる人ががいる、というタイプのビジネスであればまた話は別ですが)

 

地域のお店や会社はSNSをやっても無駄なのか?

では、地域限定のお店や会社がSNS をやることは無駄なのでしょうか。
実は、全く無駄かというと使い方を間違えなければまったく無駄にはなりません。

「SNS上で存在感を出して、新規の集客をしよう」という発想であれば
「無駄です(かかる手間などのコストに対してリターンが少ないです)」と言えますが、
街の〇〇屋さんにはそれに合ったSNSの使い方があるのです。

その使い方とは、ズバリ「信頼獲得一択です


 

街の〇〇屋さんがSNSを使って効果を出すには

お客様になってくれるユーザーが地元の地域に限定される「街の〇〇屋さん」は、全国にフォロワーやファンを作る必要はありません。

フォロワーになってほしいのは、「地元」のお客様なのです。

ただ、SNSを入り口として考えてしまうと、「地元」のお客様だけにアプローチするのは至難の業です。

(といっても、InstagramやFacebookには地図機能があるので、そこでリサーチしてくれた方がフォロワーになる可能性はありますが)

そうではなく、SNSを「信頼獲得コンテンツ」と位置付けてほしいのです。

 

信頼獲得コンテンツって?

昔は、多くのお店や会社のホームページに「店長日記」「社長日記」「スタッフ日記」などがブログ形式で掲載されていました。

この「日記」の目的は、
・自社の商品やサービスの良さをアピールする
・社長や店長、スタッフの人柄を知ってもらい、信頼を得る
ことでした。


多くの場合この「日記」はSEOには寄与しないことも多く、また文章を書くのが大変だということで最近ではあまり書かれることが少なくなってしまっているのですが、
今、この役割を担ってくれるのがSNSなのです。

内容は「日記」ではなく、お勧めするのは
①自社のターゲットになる方のお困りごとを解決するマメ知識のような情報
②商品やサービスの紹介、使い方などの情報
③キャンペーンなどの情報
④スタッフさんが笑顔で働いているところ(顔出しじゃなくてもいいんですが、それとわかるような雰囲気のもの)
です。


場合によっては日記が適していることもありますが、ケースバイケースです。

社長やスタッフさんが食べた今日の昼食のラーメン、みたいな投稿はNGなので気を付けてくださいね。
(ネタに困ると結構これに走っちゃう人がいるので…)


これらの内容を日々更新していくことで、信頼感がグンとアップします。
定期的に更新されていることが、信頼性を感じさせることにもつながります。

皆さんが日々笑顔でお仕事をされていて、
商品やサービスに誇りや愛情を持っている

ということを表現する場としては、ホームページ上でブログを書くよりも手軽で、オペレーションも簡単ですし、写真や動画を載せればリアル感、ライブ感もあります。

特にInstagramは、使いそうにもない業種の方でも結構写真を投稿している方も多く、結構見られています。

 

でもSNSが入り口でないなら、どこを入り口にすればいいの?

SNSを入り口だと考えるべきでないと 前述しましたが、それではSNS を見てもらうための入り口はどうすれば良いのでしょうか。


それはズバリ、
  • ホームページ
  • Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)
  • LINE公式アカウント(BtoBの場合はメルマガ)
の3つです。

この3つは地域ビジネスには絶対に欠かせません。
 

ホームページ

SNS があれば ホームページはいらないと考えられている方も結構おられるのですが、それは「SNS上級者であれば」という条件付きです。

時間と人員というリソースをしっかり割き、アクセスを解析し、投稿を分析し、きっちりとSNS運営をすることができるのであればホームページは不要でしょう。

しかしそれはかなり大きなコストです。

「人員が割けないから代行を」と考える方もおられますが、効果が出るだけのちゃんとした内容で代行を依頼しようと思ったら、1~2ヶ月で1つのホームページが制作できるぐらいの費用が必要です。
(しかも1~2ヶ月では間違いなく効果が出ません。半年から1年以上かかります)


ですので、これは私の考えですが、ホームページはWEB集客のハブ(中心)として絶対に必要だと思っています。
SNSを活用する前に、まずはホームページをしっかりと整備して欲しいと思っています。

ホームページはお店や企業の顔とも言える存在であり、SNSでの情報発信を支える基盤となります。
ホームページがしっかりと整備されていれば、SNSでの情報発信がより信頼性を持つようになります。

最近では SEO が難しい、厳しいという声も聞かれますが、地域名が入る場合、難易度がかなり下がります。
SNSで存在感を出すよりもホームページへの直接アクセスを狙う方が簡単です。

 

Googleマップ(ビジネスプロフィール)

Googleビジネスプロフィールにお店や会社を登録すると、Googleマップに表示されます。
地域の決まったビジネスをしているお店や会社は必ず登録して欲しいツールです。
というか、登録しない理由はないです。
登録していない人、今すぐ登録してください!ホラ、今すぐ!

▼苦手な人もこれを見たらすぐに登録できますよ▼



ビジネスプロフィールの中に、SNSを表示する項目がありますし、ホームページへのリンクも掲載できますよ!

 

LINE公式アカウント・メールマガジン

LINE公式アカウントは、主にBtoCに向くツールなので、BtoBの場合はメールマガジンなどが代わりになると思います。

ホームページなどからの誘導、もしくは来店者に登録をしてもらう必要がありますが、一度登録してもらえると、こちらから見込み顧客に対して情報を送ることができるようになります。

毎日の更新を通知するのはやりすぎでNGですが、LINEの場合はリッチメニューやノートから誘導できますし、LINEもメルマガも、たとえば月に1~2回程度、お役立ち情報やクーポンなどを送る際に「更新してます!」というようにURLを送ることで気軽に見ていただける流れが作れます。

 

まとめると

SNSは非常に有用なツールですが、どのように使うか、目的を間違えないようにする必要があります。

特に地域が限定されるビジネス、街の〇〇屋さんにおいては、入り口だと考えるよりも「信頼獲得コンテンツ」として使うのが良いと思います。

ただし、SNSの活用よりもまずはホームページを整備し、ホームページが整備できなくてもGoogleビジネスプロフィールをきっちり整備する方が先決です。

SNSはあくまで補助的なツールとして活用することをお勧めします。
 
Googleビジネスプロフィールを整備したいけど、
  「忙しくてなかなか取り組む時間がとれない」
「ネットが苦手で、登録出来る気がしない」

という方もおられるかもしれません。

そんな方のために、リーズナブルな価格で登録から運用までをサポートするサービスをご用意しております。
興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください。

 

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