大切なあなたへ。
「ネット集客は愛です」で覚えてほしい神戸のWEB集客コンサルタント、ナンバユキコです。
よろしければ少しお付き合いください。
マーケティングという言葉を聞いて、どんなことをイメージされますか?
どうも、多くの人は数字やデータに基づいた戦略を思い浮かべるようです。
特に広告を扱われている方、「自分はマーケティングが専門です」と名乗られている方の多くが、この「数字の分析をメインにしたマーケティング」を指しておられるなあという印象です。
確かに、アクセス数、クリック率、CVR(コンバージョンレート)というような数字は、ホームページやSNS、広告などの施策の効果を判断するうえで非常に大切な要素です。
でも、マーケティングってそれだけではないと思うんですよね。
数字にお客様の気持ちが現れているという面も否定はできません。
ただ、この数字の反応がいいからこうする、悪いからこうする、というだけでは片手落ちなのではないかなと思っているのです。
数字の先には、一人一人の「人」がいて、それぞれの感情と人生があります。
そういう感情や直感にもとづく反応が、ちょっと軽視されているケースがある気がしていて、私は、人々の心に響くのは、やっぱり心理的なアプローチなのではないかな、と思っています。
数字に基づくマーケティングというのは、つまりデータ的な計測を元にしてお客さまの動向を見るマーケティングです。
これは、広告やキャンペーンの効果を測るために必須の手法です。
広告費用の投資対効果(ROI)、サイトへのアクセス数、CVRというようなデータを分析することで、次の一手をどう打つかの判断材料になります。
例えば、ホームページやSNSにおける訪問者数や閲覧時間、クリック数を把握することで、どのコンテンツがユーザーにとって魅力的なのか、どこで離脱が起きているかなどがわかります。
こんなふうに数字を活用することで、マーケティングの戦略が具体化でき、無駄なコストを避けることが可能になります。
中小企業や個人事業主にとって、限られたリソースの中で最大限の成果を上げるために、このようなデータに基づく判断は必須です。
半面、こうした数字にこだわりすぎてしまうことで、見えなくなってしまうこともあるのかなと思っています。
数字のマーケティングには、多くの利点があります。でも、すべてが数字で測れるわけではありませんよね。
たとえば、お客さまが商品やサービスを購入するときの「理由」や「感情」は、必ずしもデータとして表れません。
クリック率が高い広告があったとしても、それがなぜ高いのか、その背後にあるユーザーの感情や心の動きを理解しなければ、次のステップに進んでもらうことは難しいかもしれません。
お客さまがどのような気持ちで、どのような動機で行動するのか。
この部分が見えていないと、いくらデータを解析しても、本当にお客さまに響くメッセージを伝えることはできないのではないかと思っています。
「心のマーケティング」というのは、
心理学や行動科学などを活用して、ユーザーの感情や行動にアプローチする手法のことです。
データに表れにくい「心の動き」を理解することで、より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。
例えば、色彩心理を考慮したデザインでユーザーの感情に訴える方法などがそれにあたります。
赤色は「緊急感」や「興奮」を表し、青色は「信頼感」や「安心感」を、エメラルドグリーンは「新規性」をイメージさせると言われています。
また、濃い色は「落ち着き」や「重厚感」、ビビットな色は「楽しさ」や「若々しさ」などの印象を与えると言われています。
なんとなく好きな色を選ぶのではなく、
相手に与えたい印象に応じた色を適切に使い分けることで、ユーザーの感情に訴えかけることができます。
また、ユーザーの悩みにアプローチするキャッチコピーを利用することも、心理的アプローチの一つです。
心理学的に分かっていることの一つに、人は、新しく良いことがプラスで起こることよりも、今あるマイナスが解消出来ることの方に強い魅力を感じる、というものがあります。
つまり「良い商品ですよ」とアプローチするよりも、「あなたの悩みを解消できます!」というようなキャッチコピーの方が効果が高い可能性がある、ということです。
こういった方法を考えるということは、ひとつの心理的戦略です。
これらは極々一部の方法ではありますが、こういった心の動きに訴える手法は、データ分析だけでは見えてこないユーザーの行動を促すための、とても効果の大きい要素で、
数字で表せる効果とは別の観点から、ユーザーの意思決定や行動を導く力があります。
どちらもマーケティングとして当然必要な要素なのですが、なんとなく分断されているような気がしています。
(これは私が勝手にそう思っているだけかもしれませんが)
大切なのは、数字と心の両方をどのようにバランスよく活用するかということだと思うんです。
どちらか一方に偏ると、言葉通り「片手落ち」なんじゃないでしょうか。
そもそも、今回なぜこのようなテーマで書き始めたかというと、
あるクライアントさんからの不満としてお聞きした数字分析マーケターさんの戦略が、
「そこに愛はあるんか?」と、
どこかで聞いたようなクエスチョンが頭をよぎるようなものだったからです。
マーケティング戦略も愛なんですよね。
今の時代、AIや機械学習が発展し、データの利用方法もどんどん進化しています。
数字に基づくマーケティングの重要性は以前にも増して高まっているのだと思います。
でも、どれほどIT化が進んでも、テクノロジーが進化しても、
人の気持ちを理解し、お客さまの感情や直感に訴えかけるということをせずして、マーケティングが成り立つということはないはずです。
なぜなら人の購買行動というのは、心に直結しているからです。
お客さまが何に悩み、何を感じているのか。
自分たちはお客様をどのような感情に導きたいのか。
最終的にお客さまが購入したい、契約したいという気持ちになるためにはどのようなアプローチが必要なのか。
ここを考えずに数字だけを見ていては、「広告」はうまく回るかもしれませんが、全体的なマーケティングの成功には繋がらないと思います。
マーケティングは、数字と心理の両方を駆使した「ハイブリッド型」のアプローチが絶対に必要です。
どちらか一方に依存するのではなく、両方の強みを最大限に活用することが、よりおおきな成果につながるポイントになるはずです。
なんかまたモノ申す系の文章になってしまった気がします。
でも、実は今までも「マーケやってます」という方とお話していて、
「テクニックを駆使して数字を追うのが好きそうだけど、愛を感じないな」という印象を受けることが多かったので、今回こんな風に書いてしまいました。
まあ、私はあんまり数字を追うのが得意ではないので、そういう数字系の方にはかなりお世話になっているんですけどね。
数字大好きな皆さま、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします(笑)
と同時に、数字だけじゃない部分にも目を向けてもらえたら嬉しいなと思います。
ではまたね。
「ネット集客は愛です」で覚えてほしい神戸のWEB集客コンサルタント、ナンバユキコです。
よろしければ少しお付き合いください。
マーケティングという言葉を聞いて、どんなことをイメージされますか?
どうも、多くの人は数字やデータに基づいた戦略を思い浮かべるようです。
特に広告を扱われている方、「自分はマーケティングが専門です」と名乗られている方の多くが、この「数字の分析をメインにしたマーケティング」を指しておられるなあという印象です。
確かに、アクセス数、クリック率、CVR(コンバージョンレート)というような数字は、ホームページやSNS、広告などの施策の効果を判断するうえで非常に大切な要素です。
でも、マーケティングってそれだけではないと思うんですよね。
数字の先には人の感情と人生がある
確かに数字ってめちゃくちゃ大切で、数字にお客様の気持ちが現れているという面も否定はできません。
ただ、この数字の反応がいいからこうする、悪いからこうする、というだけでは片手落ちなのではないかなと思っているのです。
数字の先には、一人一人の「人」がいて、それぞれの感情と人生があります。
そういう感情や直感にもとづく反応が、ちょっと軽視されているケースがある気がしていて、私は、人々の心に響くのは、やっぱり心理的なアプローチなのではないかな、と思っています。
数字のマーケティングってどういうこと?
数字に基づくマーケティング、といわれてもピンとこない方もおられると思うのでちょっと説明します。数字に基づくマーケティングというのは、つまりデータ的な計測を元にしてお客さまの動向を見るマーケティングです。
これは、広告やキャンペーンの効果を測るために必須の手法です。
広告費用の投資対効果(ROI)、サイトへのアクセス数、CVRというようなデータを分析することで、次の一手をどう打つかの判断材料になります。
例えば、ホームページやSNSにおける訪問者数や閲覧時間、クリック数を把握することで、どのコンテンツがユーザーにとって魅力的なのか、どこで離脱が起きているかなどがわかります。
こんなふうに数字を活用することで、マーケティングの戦略が具体化でき、無駄なコストを避けることが可能になります。
中小企業や個人事業主にとって、限られたリソースの中で最大限の成果を上げるために、このようなデータに基づく判断は必須です。
半面、こうした数字にこだわりすぎてしまうことで、見えなくなってしまうこともあるのかなと思っています。
数字のマーケティングには、多くの利点があります。でも、すべてが数字で測れるわけではありませんよね。
たとえば、お客さまが商品やサービスを購入するときの「理由」や「感情」は、必ずしもデータとして表れません。
クリック率が高い広告があったとしても、それがなぜ高いのか、その背後にあるユーザーの感情や心の動きを理解しなければ、次のステップに進んでもらうことは難しいかもしれません。
心のマーケティングってなにさ?
数字だけでは見えない領域、それが「心のマーケティング」です。お客さまがどのような気持ちで、どのような動機で行動するのか。
この部分が見えていないと、いくらデータを解析しても、本当にお客さまに響くメッセージを伝えることはできないのではないかと思っています。
「心のマーケティング」というのは、
心理学や行動科学などを活用して、ユーザーの感情や行動にアプローチする手法のことです。
データに表れにくい「心の動き」を理解することで、より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。
例えば、色彩心理を考慮したデザインでユーザーの感情に訴える方法などがそれにあたります。
赤色は「緊急感」や「興奮」を表し、青色は「信頼感」や「安心感」を、エメラルドグリーンは「新規性」をイメージさせると言われています。
また、濃い色は「落ち着き」や「重厚感」、ビビットな色は「楽しさ」や「若々しさ」などの印象を与えると言われています。
なんとなく好きな色を選ぶのではなく、
相手に与えたい印象に応じた色を適切に使い分けることで、ユーザーの感情に訴えかけることができます。
また、ユーザーの悩みにアプローチするキャッチコピーを利用することも、心理的アプローチの一つです。
心理学的に分かっていることの一つに、人は、新しく良いことがプラスで起こることよりも、今あるマイナスが解消出来ることの方に強い魅力を感じる、というものがあります。
つまり「良い商品ですよ」とアプローチするよりも、「あなたの悩みを解消できます!」というようなキャッチコピーの方が効果が高い可能性がある、ということです。
こういった方法を考えるということは、ひとつの心理的戦略です。
これらは極々一部の方法ではありますが、こういった心の動きに訴える手法は、データ分析だけでは見えてこないユーザーの行動を促すための、とても効果の大きい要素で、
数字で表せる効果とは別の観点から、ユーザーの意思決定や行動を導く力があります。
心と数字を組み合わせたマーケティング戦略
このように分けて考えると、どちらもマーケティングとして当然必要な要素なのですが、なんとなく分断されているような気がしています。
(これは私が勝手にそう思っているだけかもしれませんが)
大切なのは、数字と心の両方をどのようにバランスよく活用するかということだと思うんです。
どちらか一方に偏ると、言葉通り「片手落ち」なんじゃないでしょうか。
そもそも、今回なぜこのようなテーマで書き始めたかというと、
あるクライアントさんからの不満としてお聞きした数字分析マーケターさんの戦略が、
「そこに愛はあるんか?」と、
どこかで聞いたようなクエスチョンが頭をよぎるようなものだったからです。
マーケティング戦略も愛なんですよね。
今の時代、AIや機械学習が発展し、データの利用方法もどんどん進化しています。
数字に基づくマーケティングの重要性は以前にも増して高まっているのだと思います。
でも、どれほどIT化が進んでも、テクノロジーが進化しても、
人の気持ちを理解し、お客さまの感情や直感に訴えかけるということをせずして、マーケティングが成り立つということはないはずです。
なぜなら人の購買行動というのは、心に直結しているからです。
お客さまが何に悩み、何を感じているのか。
自分たちはお客様をどのような感情に導きたいのか。
最終的にお客さまが購入したい、契約したいという気持ちになるためにはどのようなアプローチが必要なのか。
ここを考えずに数字だけを見ていては、「広告」はうまく回るかもしれませんが、全体的なマーケティングの成功には繋がらないと思います。
マーケティングは、数字と心理の両方を駆使した「ハイブリッド型」のアプローチが絶対に必要です。
どちらか一方に依存するのではなく、両方の強みを最大限に活用することが、よりおおきな成果につながるポイントになるはずです。
なんかまたモノ申す系の文章になってしまった気がします。
でも、実は今までも「マーケやってます」という方とお話していて、
「テクニックを駆使して数字を追うのが好きそうだけど、愛を感じないな」という印象を受けることが多かったので、今回こんな風に書いてしまいました。
まあ、私はあんまり数字を追うのが得意ではないので、そういう数字系の方にはかなりお世話になっているんですけどね。
数字大好きな皆さま、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします(笑)
と同時に、数字だけじゃない部分にも目を向けてもらえたら嬉しいなと思います。
ではまたね。
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