ネット集客の仕組み作りって具体的に何をしたらいいの?
ネット集客の仕組み作り、ファネル構築について具体例で説明してみた

ネット集客の仕組み作り、ファネル構築について具体例で説明してみた

[カテゴリ] 集客ファネル・仕組み化
[更新日] 2024/8/25
大切なあなたへ。
「ネット集客は愛です」をいろんなところで積極的に言ってまわている神戸のWEB集客コンサルタント、ナンバユキコです。
よろしければ少しお付き合いください。
 


これまで、何度も「ネット集客には仕組み作りが必要!」としつこく言ってきました。
でも、「必要!」としか言っていないので、

「それはわかったよ!じゃあ具体的には何をしたらいいんだよ!もったい付けるんじゃないよ!」
って思われているかもしれません(笑)

なので今回はもう少し具体的な話をしたいと思います。

ひとことで「ネット集客」と言っても、方法はいろいろありますよね。

集客に使える方法は本当に多様化していて、
何を使うのがいちばん効果的なのか悩みます。

でも、いまの世の中、
集客を行うためには単純にホームページを作るだけでも、
SNSをやるだけでも、
広告を打つだけでもダメだということはお分かりだと思います。


特に中小企業、フリーランスなどの個人事業主にとっては、
限られたリソースをどう有効に活用するかがとても大切になってくるのですが、

そこで重要になるのが、
何度も言っている、ネット集客の「仕組み作り」なんです。

この「仕組み作り」というのが、
いわゆる「集客ファネル」や
「マーケティングフロー」と言われる、
「お客様の導線」を構築することを意味しています。
   

集客ファネルってなに?

「集客ファネル」とは、
お客様が自社の商品やサービスに興味を持ち、
最終的に購入や契約に至るまでにお客様がたどる導線を
段階的に整理したものを言います。

「ファネル(funnel)」というのは
英語で「漏斗(ろうと・じょうご)」という意味なのですが、



この集客の流れを「ファネル」と呼ぶのは、
多くの見込み客が段階を経ながら徐々にふるい落とされ、最終的に少数が実際のお客さまになる様子を表しているからなんです。



お客様がたどるつぎのような段階が、いわゆるマーケティングファネルの典型的な例です。
 
認知 
まずは自社の商品やサービスを知ってもらう段階です

興味・関心 
次に、商品の特徴やメリットに興味を持ってもらいます

比較・検討 
お客様が購入を真剣に考え始める段階です

購入・成約
最終的に購入や契約に至ります 

ファネルの各段階は、こんな感じで複数の段階に分かれていて、
それぞれの段階によって異なるコンテンツやアプローチが必要です。
 

なぜファネルの構築が重要なの?

ネット集客で成功している企業の多くは、このファネルがとてもうまく構築できています。

ファネルがうまく機能すると、
見込み客の行動や心理に合わせて
段階的にアプローチすることができるので、
効率的に顧客を獲得することができるんです。

特に、中小企業や個人事業主にとっては、
限られたリソースを有効に活用するために、
このファネルの構築が不可欠だと思っています。


たとえば、大手企業であれば
膨大な広告費をドッカンと投入して
一気に認知度を高めることができるのですが、

中小企業にはそんなマネはできません。

ターゲットを絞り込み、
できるかぎり少ない予算で最大の効果をねらっていく必要があるんです。

そのためには、
しっかりしたファネル設計と、
戦略的なアプローチが求められます。
 

ファネルの各段階に必要なコンテンツって?

集客ファネルの
それぞれの段階においては、
そのステージに適切なコンテンツを用意することがかなり大切です。

お客様には、
商品やサービスを知り、
興味を持ち、
検討し、
最終的に購入や契約に至るまでに、いくつかの「気持ちのステップ」があります。

これらのステップに合わせて、
以下のようなコンテンツを用意することが必要です。
 
認知段階
ブログ記事、SNS投稿、バナー広告など、広く認知を広げるためのコンテンツ

興味段階
メルマガ、商品紹介ページ、口コミやレビューなど、具体的な情報を提供するコンテンツ

検討段階
比較表、導入事例、FAQ、無料トライアルなど、購入や契約を後押しするコンテンツ

決定段階
購入フォーム、特典や割引情報、アフターサポートの案内など、購入や契約を確定させるためのコンテンツ
 

中小企業や個人事業主の場合の具体的なファネルの例

さらに、中小企業や個人事業主の場合、
SNSを活用した無料集客を利用するケースが多いと思います。

SNSを起点としたファネルの具体例としてはこんな感じのパターンがあります。
(あくまで一例ですが、よくある感じです)
 

①SNSで見つけてもらう

まずはターゲットとなる見込み客に、SNS上で自社の存在を知ってもらう段階です。
ここでは、SNS投稿が認知を広げる重要なツールとなります。
 

②SNSで繰り返し投稿を見てもらい、覚えてもらい、好きになってもらう

次に、SNSを通じて
定期的にお役立ちコンテンツや
お客様に興味を持ってもらえるようなコンテンツを投稿し、見込み客に自社(自分)の価値を伝えます。

ここでの投稿は、お客様に購入してもらうことではなく、
「これ良さそう!」
と好感を持ってもらったり、
「この投稿者好き!」
と親近感を感じてもらったりすることがねらいです。

まだその段階ではないので、間違ってもここで買ってもらおうと思ってはいけません。
 

③LPやホームページで信頼させ、安心させ、連絡先情報を獲得する

SNSから自社のLP(ランディングページ)やホームページに誘導し、詳しい情報を提供します。
この段階の目的もまだ購入ではないケースが多いです。

なぜなら、
SNSで好感を持ってくれたくらいの温度感では、
お客様が「よし、お金を出して購入(契約)するか〜」
というような気持ちにまでは至っていないのです。

ここではお客様に信頼してもらったり、安心してもらうことが目的です。

そして、購入まではいかないまでも、
「連絡先を渡すくらいならいいか」と思ってもらって、
次の段階である「LINE登録」や、「メルマガ登録」に誘導します。
 

④LINE公式やメルマガに登録してもらい、商品やサービスの魅力を知ってもらう、信頼させる、自分はこれを手に入れるべきだと思わせる(教育する)

LINE公式アカウントや
メルマガに登録してもらうことで、
お客さまとの関係性が変わります。

これまでの段階では、
こちらからお客様に対する
直接のアプローチはできなかったのですが、

LINE公式やメルマガに登録してもらうことで、
「こちらからお客様に直接メッセージを送る」
という積極的なPR活動が可能になります。

継続的に情報を提供し、
見込み客に商品やサービスの価値を理解してもらい、
購買意欲を高める段階までやってきました。

と言っても、いきなり押し売りをするわけではなく、

徐々に、徐々に、お客様の心を開くようなメッセージを送り、

「あれ、私、この商品(サービス)買うべきなのでは?」
という気持ちに誘導していくのです。


これは、
個別のコミュニケーションが可能な
LINEやメルマガといったメッセージツールだからこそ出来ることです。
 

⑤購入ページで購入や契約を確定させる

最後に、
申し込みフォームや購入ページに誘導し、
購買や契約を確定させます。

この段階では、
購入の手続きがスムーズに行えるよう、
簡潔で分かりやすいページ構成が求められます。

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このような流れで集客ファネルを構築し、
SNSからの無料集客を効率的に行い最終的な売上につなげる流れは、
すでに多くの中小企業や個人事業主の方が導入し、成功を収めているやりかたです。

でも、これはあくまで1例でしかありません。
この仕組みが全ての事業に当てはまるわけではなく、
その数は、それこそ企業の数だけあるわけです。

自分の事業に合わないやり方だとやっぱり上手く回らないことも多いので、
最も合ったやり方を模索することが必要だと思います。

 

ゴール設定がどれだけ重要なのかを説明するよ!

このファネルの流れを作るときにとても重要になるのが「ゴール」の考え方です。

ファネルの出口は、
自社が望む「ゴール」であり、
しっかりとゴールを設定することが重要なのですが、

それ以外の段階ごとにも
それぞれのゴールを設定する必要があります。

このゴールが曖昧だと、
せっかくファネルを構築しても、集客は思うようにいきません。

ゴールには、例えば以下のようなものがあります。
 
  • LPやホームページのLINE・メルマガ説明ページへの誘導
  • LINE公式やメルマガ登録(リード獲得)
  • 無料相談や見積もり依頼の申し込み
  • 商品やサービスの購入

ひとつひとつのゴールを明確に設定することで、
ファネルの各段階におけるアプローチがブレることなく、効率的に集客を行うことができます。
 

段階別のゴール設定がなぜそんなに大事なの?

ゴール設定が大切であるという理由は、
そのゴール設定がファネル全体の方向性を決定する基盤となるからです。

具体的なゴールがないと、
見込み客に対して何を最終的に求めているのかがあいまいになってしまい、
結果として無駄な施策や不適切なコンテンツ構成になってしまうリスクが大きくなります。

たとえば、ゴールが設定されていない場合、
見込み客はファネルの途中で迷子になってしまいます。

そして購買や契約に至る前に
「戻る」ボタンや「×」を押して離脱してしまう可能性が高くなります。

これではファネル全体にあるべき一貫性が失われてしまって、
見込み客は、自分が次にどのような行動を取ればいいのかが不明瞭になってしまいます。

そして結果的に
「何もしない(離脱する)」
という行動を選択する原因となってしまうからです。

また、ゴールがないと、
ファネルの効果を正確に評価することも困難になってしまいます。

具体的なゴールが設定されていれば、
それに向けた進捗をデータとして追跡し、
必要に応じてファネルの改善・改良を行うことができます。

しかし、ゴールが曖昧なままだと、
何をもって成功とするのかが判断できません。

最適化することもできませんし、
施策が成功なのか失敗なのかもわかりません。
せっかくいろいろ努力をしても無駄になってしまう恐れがあります。

ゴール設定はファネルの運用の中でも、
最も基本的でありながらめちゃくちゃ大切な要素です。

明確なゴールを持つことで、
ネット集客の全体像がはっきりと見え、成功への道筋がクリアになります。

 

ファネルは最適化と改善していくもの

一度構築した集客ファネルは、そのまま放置しておくわけではありません。

ファネルは常に最適化と改善が必要で、
たとえば、
最初の入り口でお客様をうまく集められていないときは、
他に出来ることがないか、
何か失敗していることがないかの調査や改善が必要ですし、

特定の段階で見込み客が離脱してしまう場合に、
その段階で提供しているコンテンツやアプローチに問題がないのかを調べる必要もあるでしょう。

そのためには定期的にデータを分析し、
必要に応じてコンテンツを改善することが求められます。

SNSのプラットフォームが提供している解析ツールや、
WEBサイトであればGoogle Analytics(GA4)やSearchConsoleなどのツールを活用して、
ファネル内の各段階でのパフォーマンスを把握して、
最適化を図っていくことがとても大切です。

 

集客ファネル(マーケティングフロー)の構築についてまとめると

ネットで集客したいと考えているのであれば、
仕組み作り、つまり集客ファネル(マーケティングフロー)の構築は非常に重要な施策です。

特に、中小企業や個人事業主にとっては、
限られたリソースを有効に活用し、
効率的に集客を行うための必須の手段と言えます。

手間のかかる作業のようにも見えますが、

戦略も無く
「なんとなく、こうしたらいいのかな?」
という勘に頼ったネット集客に割く時間が1秒でもあるのなら、

時間がかかってもいいのでしっかり戦略をもって集客ファネルを構築して欲しいと思います。

この集客ファネルをしっかりと構築して仕組み化ができれば、
お客様と気持ちが通じるポイントが発生し、
ネット集客を成功に導くことができるはずです。

ええ、簡単なことじゃないです。
でも、その簡単じゃないことをやってのけているライバルがいるんですよ。
だから頑張るしかありませんね。

「自分だけでは出来ない!」と思ったら、気軽に相談してくださいね。

ではまた。
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